出かける前、姿見の前で

こんにちは、ヒトリシズカの水上です。
久しぶりの投稿です。今日はもはやなんだかエッセイです。

家を出るときに久しぶりにきちんとした格好をするのに苦労した。
一時期同じ工房で勉強していた女の子が立ち上げた靴ブランドの受注会へ出かけようとしたお昼すぎだった。彼女のブランドはカラフルでポップで、ちょっとレトロで、見ていてわくわくするようなブランドだった。彼女に挨拶してもおかしくない、格好。

だけど、なかなかどうして服はあっても、靴が合わない。(靴作ってるくせに!)
長時間履けるようなちょうどいい靴。もしかしたら受注会でフィティングを手伝えるかもしれなかったし(結局手伝うことはなかったけれど)、数時間立ちっぱなしになるかもしれないと思うと、しんどい靴は履けないと思った。

着る服はこのブラウンのワンピースか、紺色のノースリーブとワイドパンツのセットアップのどっちかなのに、靴がない。
しっかり歩ける靴は靴下で合わせてあってストッキングではしっくりこない。パンプスはパッド調整をしようと思って後回しにしたっきり。あんまり履きたくない。

フットカバーが靴からはみ出なければこのモンクストラップで出掛けたいのに、踵からみっともなくはみ出していて、とても玄関から出られたもんじゃない。

玄関の横の姿見の前、実質台所。
余談だけど、私の住む狭いワンルームは全面クッションフロアで、私は台所に布団を敷いてちゃぶ台をおいてテレビをおいて暮らしていると言ってもいいくらいだ。
そのせいで、土足で姿見の前に立って靴をとっかえひっかえ、服を脱いだり着たり。

あーこれこれ。
私の服のセンスがないのが一番の原因かもしれないけれど、このなんとも情けないファッションショーが嫌なんだ。
一足でいいから安心して履いていける靴があればいいのに。

そうそう、こんな嫌な気持ちをやめたくて靴作ってるんだった。
最近、自分のキャパシティ以上の足数を同時に作ってはミスをしたり、気に入らなかったりして工程をまるごとやり直していたりなんかしたから、どうも気持ちが焦って腐ってしまっていたんだ。

事業として大きくやるほうがたくさんの人をハッピーにできるっていうのは確かにわかる。
でも、靴なんだから履けなきゃ困るし、履きたいものじゃないと話にならない。

とにかく今は、自分にできることをやって、できる範囲を広げていこう。

制作の忙しさにかこつけて、発信を怠っていたけれどようやくツールを手に入れたので頑張ります。(ASUSのChromebook(10.1インチ)のキーボードがあんまり打ちやすいのでびっくりしています)

次回はみなさんの役に立つようなことを書きます。
普段の靴選びの役に立ちそうな、靴の良し悪しの見方をお伝えする予定です。